新型コロナウイルスがここまで世界的に広がり感染者・死者ともに想像し得ない状況が、現実のものとなりました。
自然栽培の観点からは、このウイルスの蔓延も何らかの原因があり、然るべく発生したということになります。当初は感染力・致死率がどれほどであるか分からず、人々の心理的な警戒感が過剰なほどであることに驚きました。身近の有名人が亡くなると「これは自身も危ないぞ」と感じた時の生き物(人間を含む)の恐怖、思考、行動がどのように働くかを気づかせてくれる瞬間でもありました。つまり「これが人類(生命)の進化の原点ではないか」と思います。果たして人間は進化するのでしょうか?
コロナウイルスが蔓延し休業要請・自粛生活で小売店の客足が遠のく中、お客さんが増えたのは自然食品のお店でした。「ゆい畑」はそのようなお店に野菜を卸しているわけですが「本当に大切な物」「お金で買えない物」を各々が真剣に考え判断した買い物であったのではないでしょうか。
さて、このウイルスは人工的に作られたものであると騒がれていますが、自然栽培的に見るとウイルスの広がり方は自然界の虫や病気の広がり方と同じ傾向が見られます。一気にワッと広がり成すすべもなく被害を与え、その後自然と終息をむかえるパターンと気を緩めると再び広がるということ。
過去3回のパンデミックを引き起こしたペストは第2次の流行では世界人口の22%にあたる1億人が死亡したと言われ、今回の新型コロナウイルスの致死率が低かったことは救いであったと思います。しかしながら、新型コロナウイルスの致死率が高かったとしたら...と考えてみる人はどれほどいるでしょうか? ちまたでは「新型コロナウイルスとの戦いに勝った」とか言ってますが完全に負けています。人間が自然界の力には到底敵わないことをことを意味していますが理解されているでしょうか?人間がすがり付いている経済社会などひとたまりもないことを... そう考えると新型コロナウイルスへの日本国の対策は無智に近く、緊張感に欠け、目先の経済永続性を優先しすぎ、国民の生命、財産を守る使命はどうなっているのかと考えてしまいます。
従って、自身は自分で守るとなるわけで経済社会に頼らずとも自身の判断で生きてゆき、人や自然から喜ばれる存在であろうと思うのでした。
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